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夢だけど、夢じゃなかった。ホスピタルアート活動を継続するクラウドファンディングに挑戦する理由

夢だけど、夢じゃなかった。ホスピタルアート活動を継続するクラウドファンディングに挑戦する理由

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昨日から、経営するダイビングスクールを存続させる為と、病院で海の写真を展示するホスピタルアート活動を継続する為に、クラウドファンディングに挑戦しています。

ホスピタルアート活動をしているダイビングショップを存続させたい - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

ダイビング業界も影響を受けていますが、コロナに負けたくない。

ホスピタルアート活動を継続していきたい理由を書きます

■37年間の想い

僕は先天性十二指腸閉鎖症という病気を持って生まれ、生後3日で手術をし、12歳まで通院をしていました。その当時、病院の壁に貼っていたアンパンマンの絵に勇気をもらった経験が、この活動を志したきっかけです。「もっと色々な絵や写真を誰か展示してくれないかな?」と、声に出せなかった当時の自分のような人の為に、今頑張っています。

まだ日本ではそこまで広まっていないので、日本各地の病院でホスピタルアートを実施するのが目標です。

■通院時の想い

生後3日で手術をしたり、そのあと12年間も通院するのは珍しいみたいですね。僕としては当たり前過ぎるけど、「同じような経験をしている人はなかなかいない」と高校に入って知って驚きました。

お腹にある12センチの手術跡も、珍しいのかもしれません。しかし、僕はこの跡と共に37年間生きてきたので、違和感はありません、

■12歳の時の安堵

子供の頃の誕生日の思い出は、嬉しい事ばかりでしょうか?僕は、嬉しい事もあったけど、そればかりではなかったです。誕生日には必ず通院をしていて、検査で注射をいつもしていたので。ただ、そのあとの頑張ったご褒美として喫茶店で食べるホットケーキが楽しみでした。すごくおいしくておいしくて。だからいいんですけどね(笑)そして、安堵したのは12歳の誕生日。その日に、主治医から「もう通院しなくていいよ」と言われました。あの日に安堵した記憶は今でも忘れられません。

「ああ、僕は大人になれるんだ」と安堵しました。閉ざされていた未来が突然開いたんですよね。

■夢叶ったのが2020年

病院で展示をしたいけど、なかなか実現しない日々が6年以上ありました。そして、子供の頃から実現したかったこの夢が叶ったのが、2020年です。実際に展示作業をした時、看護師さんやお医者さんに、「ステキ!」「いいねー!」と声をかけられて嬉しかったです。作業中、夢が叶った嬉しさで感動のあまり僕は涙を浮かべていました。そして、僕は駐車場に戻るまで、何度も何度も「夢だけど夢じゃなかった!」と叫びました。
これは、映画の「となりのトトロ」でサツキとメイが叫ぶ僕の好きな言葉です。ずっとこの言葉を叫びたかったので、いっぱい叫びました。ほんと、嬉しかった。全然実現しなくて、死ぬまでにこの夢はもしかしたら叶わないのかも?と不安な期間が報われました。

■紹介してもらったエピソード

初めて展示が実現した病院をご紹介いただいたお二人のおかげで、今があります。病院で働く方のお力もそうです。皆様のおかげで、夢が実現し、スタートしました。ありがとうございます。感謝を伝えた時に、「僕が当事者だから」と言っていただき、「何故こんなに闘病している方の気持ちがわかるのか?と」いう問いの答えを知りました。
長年、小児病棟で海の写真を展示することが夢でした。ご紹介いただいた日のことをブログにも書いています。

夢が実現します!小児病棟で海の写真展示決定しました! - 大阪ダイビングスクール RIZEオーナーブログ

■夢だけど、夢じゃなかった

この夢を通院していた子供の頃からずっと見ていました。夢でした。夢だけど、夢じゃなかった。この夢を日本中で実現したい、そのために頑張ります。クラウドファンディングチャレンジ中です。ご支援、シェアお願いします。
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