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書評 地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 

書評 地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 

地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 自分と向き合う物語

映画監督の紀里谷和明さんの本、『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた 』を読みました。凄く心に響いたので、今回はこの本を読んで感じたことを書きます。

 

 

紀里谷さんはTwitterでこの本についてこう書き記している。

 

本日、8月6日、4年半かけて書いた本が出版されました。執筆が始まった頃は純粋なる地獄から這い上がったばかりで、今考えると、よく生き延びたなと思います。苦悩と絶望、それがなかったらこの本は存在してません。今、同じように苦悩と絶望を感じているあなたへ送ります。

 

 

写真家として、そして映画監督として成功をおさめ、苦悩や絶望からは無縁のように見えていたので驚いた。紀里谷さんの映画のファンとして、発売前から気になっていたこともあり、僕はすぐに購入した。

 

まず、【この本は実話を元にした創作であり、全てが実践により証明されている】と冒頭に出てくる。

 

この本は自己啓発の小説であり、基本的に二人の登場人物の対話形式で構成されている。冒頭にあった『実話であり、実践されている』と説明を受けていた事と、文章力によって、僕はすぐに一人の登場人物に感情移入する事が出来た。難しい言葉は使われおらず、かといって幼稚なんかでもない、不思議な、やさしい言葉によって、どんどん物語の絵が頭の中で再生されていった。

 

本書は5つの章によって構成されている。

 

成功したいあなたへ 

自分を好きになれないあなたへ

やりたい事がみつからないあなたへ

仕事がうまくいってないあなたへ

人生をあきらめかけているあなたへ

 

この本を実際に読んでほしいので全ては説明しないが、僕の感想としては、この本一冊で自己啓発本は完結されている、だ。自己啓発本を手にとる多数の人の悩みが、この5つに集約されていると思うし、本書を読み終わる頃には、その答えにたどり着けているだろう。成功とは何か?自信とは何か?やりたい事とは何か?生きる上で大切なこれらは学校では教えてはくれないが、これは教えてくれる。対話を通して、読み手が自分の心にたずね、いつの間にかそれぞれの答えという景色を最後に見るだろう。おすすめの本です。

 

ぜひ、手にとって読んでみてほしい。

 

きっと、絡まった心が晴れるだろう。

おすすめの本です。

 

 

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